モヒカン課長補佐のラグビー大好き Vol.40

 

緊張の糸

 

 

 

2014年1月2日@国立

大学選手権準決勝

早稲田 29−11 筑波

早大はSO小倉が復帰し、FB藤田の活躍に期待。
また、CTBからフランカーにコンバートの布巻は、ジャパンを見据えて大学3年生
からの決断。楽しみな選手です。
対する筑波大学は、ジャパンの福岡に注目が集まりますが、1年生でSOのポジショ
ンを獲得した山沢に期待。
去年の高校ラグビー大会で、伏見工業に惜敗した頃から、体が一回り大きくなって
います。

先制したのは筑波。早大陣10mで獲得したPGを、風下をものともせず、山沢が決めます。
その後は、両チームとも守備でせめぎ合い。

試合が動いたのは、後半20分すぎ。

筑波大が早大ゴール前の数度のサイド攻撃から、ようやくゴールラインを割ったも
のの、インゴールノックオン。
それまで張り詰めていた筑波大の緊張の糸が、プツンと切れました。
そのボールを拾い上げた早大が、大きくゲイン。ようやく追いついた筑波大ディ
フェンスに、早大が痛恨のノックオン。
しかし、緊張の糸が切れた筑波大FW第一列には、早大プロップの重圧が耐えきれ
ず、スクラムはめくられてしまいます。
インゴールを割ったところへ、早大SH岡田が手を差し込んでワンタッチ・トライ。
最後は、藤田にも思うように走られて、ノーサイド。

ハーフタイムでミスを修正し、風上にまわったところで油断がでたのか、緊張の糸
が60分しか持たなかったのか。
いずれにせよ、来年の筑波大学に、期待です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆