緊張感

 

 

2007年10月21日


ワールドカップ決勝

 

南アフリカ 15−9 イングランド

 

南アはモンゴメリー、ブッチ・ジェームス。イングランドは、ウイルキンソンと、

BKに華やかな選手がそろうチーム同士。
戦前の予想は、火花の飛び散る様なタックルのあげく、ギャップを見つけて

トライの応酬・・・。
結果、総合力に上回る南アが快勝。。。

とんでもない!

実力拮抗した達人の、剣道の試合のようなハラハラする展開。
相手の息づかいを感じながら、下手な動きがすぐ負けにつながるような緊張感。
どうしてこんな場所に、ディフェンスの選手達が戻っているのか

不思議なイングランド。
強烈であり、ずらされても倒れながら足首を払う執念のタックルを見せる南ア。
FWの「骨が軋む」ようなディフェンスの応酬はたまりません!
こんな息詰まる試合では、積極的なオープン攻撃などできません。

トライのないロースコアな決勝でしたが、この試合を通して持続された

緊張感は、W杯決勝にふさわしいものでした。
あの緊張感の中で、太もも負傷のルーニーに代わって出場したクエトーが

決めたトライも、それをビデオ判定に託した主審の判断も、

タッチの判定を下した協議員もすごい重圧だったでしょう。

もし!クエトーのトライが決まっていても。
もし!ウイルキンソンの2本のドロップゴールが決まっていても、

あの緊張感は、ずっと続いていたでしょう。

世界最高峰の試合とは、どんな展開でも、観る者を納得させる緊張感と

説得力があります。


RUGBY WORD CUP FINALs

2007 SOUTH AFRICA

15

- 9 ENGLAND
5P   2P
2003 ENGLAND

20

- 17 AUSTRALIA
1T4P1D   1T4P
extra time
1999 AUSTRALIA

35

- 12 FRANCE
2T2G7P   4P
1995 SOUTH AFRICA

15

- 12 NZ
3P2D   3P1D
extra time
1991 AUSTRALIA

12

- 6 ENGLAND
1T1G2P   2P
1987 NZ

29

- 9 FRANCE
3T1G4P1D   1T1G1P

T:try,G:goal,P:penalty goal,D:drop goal

1992〜 try=5point

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四国の道路はおいらが守る