戦うといふ事

 

 

2007年9月25日


ワールドカップ フランス大会

 

 〜日本 12−12 カナダ〜

カナダは英語と仏語を公用語としており、移民を積極的に受け入れてきた国

(外務省HPより)。
特にケベック州は、フランスに次ぐ仏語圏都市であり、州の公用語は仏語のみ。
チーム・カナダの多くはフランスのクラブに在籍しており、試合会場のボルドーで活躍する選手も。

日本にとっては、アウェーの試合。

この試合の勝利を目指す日本は、現状で最強の布陣。
フランカーのマキリとオライリーは、前日バリカンで丸坊主に。
キックオフ前から、すでにジャパンの戦いは始まっていました。

試合は前半12分に、遠藤のトライ。しかし、試合のほとんどがディフェンスに終始。
JKが目指す「速くて強烈なタックル」で身を挺するジャパンの面々。
相手BKを体ごと打ちのめすオライリーのタックルは、強烈なインパクト。
171cmしかないSH吉田が、バックアップからタックル後、ラックの下敷きになり蹂躙され。
CTB大西も、痛めている肋骨へのスタンピングを受けても、相手を放しません。

防戦一方のジャパン、後半の8分と25分に連続トライを喫します。
それでもJAPANフィフティーンは、まったく心が折れていません。
後半20分には、日本ゴール前でカナダがショートパント。
SHモーガンと箕内がチェイス。二人同時にキャッチしながら倒れ込むが、巧みなボディコントロールでグランディングさせなかった箕内のファインプレー。

15分に侍バツベイを投入して、モールが動き出します。
29分にCTB平を投入。スピードがあります。
32分に木曽を投入し、ラインアウトが安定。すべては勝つために。

35分過ぎから、カナダゴール前に攻め込むも、一進一退の攻防。
クライマックスは、42分にやってきます。

カナダゴール前にラックから、右に展開し、金→マキリ→平と渡りトライ!
相手を十分に引きつけ、倒れながらラストパスをだしたマキリの願いのこもったボールを、平がきっちりと仕事しました。これで10−12。

5mライン上からの難しい角度のあるゴールキック。キッカーはCTB大西。
大西は試合前に、こう語ったそうです「大畑さんと一緒に戦う。」
すっごいプレッシャーだったと思います。大きな目の大西が、潤んでいたように見えました。
それでも、きっちりとボールとポストを交互に見やり、しっかりと蹴られたボールはG成功。
ボールを見届けた大西は、高らかに右手を挙げた瞬間に、チームメイトにもみくちゃに。

タックルで戦い続け、心で戦い切ったJAPANが、立派な「勝ち点2」をあげました。

PS.こんな試合を、見届けたのが夜中の3時。嬉しくて、熱くて、感動したのに、叫びたいのを我慢・・。


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四国の道路はおいらが守る

 

がんばろう!輝く柏崎!!