マイクロソフトカップ

 

さて、この週末にマイクロソフトカップ1回戦2試合が、秩父宮ラグビー場でありました。


NEC−サントリー =緊張と消耗=


トップリーグ本戦では、サントリーが危なげなく勝利をおさめたところ。
今回の試合は、NECがどこまで、彼らの持ち味である「痛いディフェンス」を

取り戻しているのか?

スターティングメンバーを見て「おや?」
サントリーのセンターがイエレミアじゃなくウルイナヤウだったこと。
けが?かと思ったのですが、イエレミアはリザーブに入っているし。
どうやら今日のサントリーは、ディフェンシブなゲームプランでいくの?

試合はハラハラするタックルの連続。
開始25分まで、両チーム1点も入らない緊張した試合展開。
攻撃型のサントリーが、いくらアタックしても、どんどんわきでて突き刺さるような
痛いタックルを繰り返すNEC。
ターンオーバーされて攻め込まれたサントリーが、たまらずタッチへ蹴り出すシーンが・・。
前半は8−0でNEC。

そのまま試合は後半へ。
ピリピリとした試合が続き、その緊張感が、選手にどっかり疲労を与えて消耗戦の様相。
チームテーマを取り戻せないサントリーが、本来の持ち味を発揮したNECに
飲み込まれていった。
去年の社会人大会を彷彿させるNEC。
見ていて重々しい試合。やってる選手も大変だし痛いチームプランだ。
試合開始前とハーフタイムに華を添えたサントリーのチアリーダーが、もう見えないのが残念!


東芝−ヤマハ発動機 =超速度=


試合前の興味は、トップリーグ4位と5位の両チームの拮抗した試合。
なんせトップリーグ本戦でも、引き分けた両チームだから。期待も高まります。
それと36歳の村田が、どれくらい走れるのかを、自分の目で確かめたくて。

試合が始まってビックリ!
リーグ戦では、ニセサントリーみたいな試合展開が多かった東芝が、ウソみたいに速い!!!
すべての試合テンポが、見違えるように速い!
自陣からのターンオーバーで、敵陣へ攻め込む様は、もうすっごい速さ。
チームが進める「立ってつなぐ」って、こういう事だったのか!
それもBKだけでなく、2次・3次にからんでくるFWだって速いんだから。
いや、100メートル走ならそこそこでしかないスピードも、東芝のアタックになると、
すっごく速く見える。

東芝のSHは、他のチームのそれより何倍も多く、速く走らなければならないはず。
村田もヤマハではチームを引っ張っていたけれど、
今の東芝の「速さ」には、村田もついていけないだろな。

試合中にふと、思ったのですが。
このチームに、関東学院の山村が入ったら面白いだろうな。
3次攻撃のとどめに、プロップの山村がトライ!なんて。
だけど山村は、ヤマハ入社なんですよね。残念。