江東区立元加賀小学校タグラグビー指導者講習会

 

2011.2.26

 

報告:日本協会普及・競技力向上委員会 佐々木文昭

 

 

期 日:平成23年2月26日(土)09:00〜12:00

会 場:東京都江東区立元加賀小学校

受講者:元加賀小学校他教諭・11名

 

 

この度、私の東京の住まい江東区元加賀小学校・斉藤校長先生より友人を介して、日本協会に同校の先生方を対象としたタグラグビー指導者講習会を開催して欲しいとの要請をいただき、サントリーカップ全国大会の初日に当たり悩ましい日程ではありましたが、来年度の体育の授業からタグラグビーを導入したいとの差し迫った状況から、講師をお引き受けし講習会を開催致しました。

 

江東区の先生方には、既に昨年8月辰巳の森海浜公園ラグビー練習場において、江東区小学校教育研究会等の主催による指導者講習会が開催され、今回事務局を務められた紺多先生もその時受講されておりましたが、改めて同校の先生方への展開・指導の要請をいただきました。

 

講習会当日は土曜日で学校は休校、天気は若干肌寒いものの快晴、校庭での実技指導にはもってこいの好条件の下での開催となりました。

まず始めに視聴覚室にて講義1として、「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、@ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題、A問題の解決へ向けた2つの取り組み、B学習指導要領との関係について、Cタグラグビーの魅力と題して講義を進め、真剣・熱心な表情で受講する先生方に加え、校長先生・教頭先生にも一緒に聴いていただきました。

 

次に校庭での実技指導に移り、「小学校におけるタグラグビーの指導方法」とのタイトルで、@準備運動としての遊び(低学年で扱う運動遊びを含む)、Aやさしいルールのゲームとその指導法、B発展したルールのゲームとその指導法、C攻め方と守り方の作戦例と題して、金魚のフン、三角ランニング、ロブ・ザ・ネスト、タグ取り鬼ごっこ、パス練習等と実際に汗をかいていただき、最後は2チームに分かれ模擬試合を行っていただきました。

模擬試合開始当初は、運動着を2〜3枚着込んでいた先生方も、夢中になってボールを持って走り、タグを取に走る等、実技指導が終わる頃には皆さんが汗をかきTシャツ姿になっておりました。

 

実技指導の後、視聴覚室に戻り講義2として、体育授業における実施例を、日本協会・普及育成委員会で作成したタグラグビーを教える指導者のためのDVD、「みんなでトライ!」を視聴していただき、指導のポイント等を学び、最後に、講習会全体を通しての質疑応答を行い、充実した講習会が終了致しました。

 

講義後の講評・意見交換で、校長先生からいただいたお話の中に、隣接した公園で遊んでいた小学生・生徒から、「先生面白そうだから、僕達にもやらせて!」との熱い声が届いていたお話を聞かせていただき、悩ましい日程を割いての講習会開催でしたが、大変嬉しいお話と、今後の授業でのタグラグビーの明るい展望を報告し、終わりと致します。