7人制 決勝トーナメント 決勝
対戦相手 西条
日時 2005/2/13(日) 14:20 kick off 7分ハーフ
グランド 愛媛県総合運動公園球技場
天候 晴 最高気温 9.3℃(松山)
   
スコア   メンバー
 
松山東   西条
1st 2nd   1st 2nd
3 0 T 0 1
1 0 G 0 1
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
17 0 0 7
17 合計 7

T;巻木×2,住田

G;住田

PG;

DG;

 

 

 

 

 
FW BK リザーブ
1 吉川 2

4

巻木 2      
2 池田 2 5 住田◎ 2      
3 松本(一) 2 6 稲垣 2      
      越智 2       
                  
                  
                  
                  
                   

入替;

交代;

シンビン;

◎;キャプテン

 

試合経過
前半

0分;東高ボールキックオフ。ラックから西条がパント。キャッチしたSO住田がアタック。敵陣22mL付近まで迫るが,ノットリリースザボールの反則。西条タッチキック。

 

1分;西条陣10mL上のラインアウトから西条が左BKライン攻撃。左に振った後,右へ展開。ゴール15m前まで迫るが,西条スローフォワード。

 

3分;自陣ゴール前15mのスクラム。SO住田からWTB越智へとばしパス。CTB稲垣がループして外へ。稲垣がビッグゲインしてハーフウェイまで戻す。ここに巻木が内側にフォロー。50mを走りきってゴールポスト下に先制トライ。松本のゴールはおしくもバーにあたり不成功。5-0

 

5分;10mL付近のスクラム。右にポジショニングしたSO住田が左ブラインドに走り込みSH巻木からボールをもらい,西条ディフェンスを振り切って左隅にトライ。松本のG不成功。10-0

 

6分;東高ドロップキック。しつこくプレッシャーをかけて相手スローフォワードを誘う。

 

7分;敵陣10mL付近のスクラムから,SH巻木が左サイドをもぐって中央にトライ。住田のG成功。17-0

 

後半

1分;西条オフサイド。速攻をしかけるが,西条ノット10mバック。PR松本タッチキックを蹴るがノータッチ。これを西条がパント。戻ったWTB越智がボールを確保するが,ノットリリースザボール。

 

2分;ペナルティから西条が速攻。しかし東高再びペナルルティ。西条がさらに攻めてインゴールに入るが,ヘルドボール。

 

3分;自陣ゴール前5mのヤンボールスクラム。しかしこのスクラムでターンオーバー。右BKラインに展開し,SO住田→WTB越智とボールが渡るが,再びここでターンオーバー。西条がBKに回し,縦に突っ込むが,ノッコン。

 

4分;自陣ゴール前マイボールスクラムからパント。しかしこれがノータッチで,カウンターアタックをくらう。ゴール前10mでラックとなるが,ラインに展開した西条がディフェンスを振り切って左中間にトライ。ゴール成功。17-7

 

6分;自陣22mL付近でマイボールラインアウト。SO住田→CTB稲垣で,稲垣がラインブレイク。稲垣はカバーディフェンスもうまくかわして独走となるも,ゴール前5mでつかまりトライならず。

 

 

試合写真
前半開始早々,西条にゴール目前まで攻め込まれるピンチ。しかし,SO住田とPR吉川が素早く戻りピンチをしのぐ。
スクラムで低い姿勢をとるPR吉川。本来はCTBだが,このままPRに転向か?
開始早々のピンチをしのいで,自陣から越智→稲垣→巻木とつないでゴールポスト下に先制トライをあげる。
HO池田もしっかりとディフェンス。
後半終了間際,CTB稲垣がブレイクするが,走りきれずゴール目前でつかまる。フォローを探す稲垣。
表彰式。腰の打撲による痛みを押して決勝戦にも出場。卓越したキャプテンシーでチームをまとめる。
レフェリーはS59卒の門田さん。
全員で記念写真。
試合に出場した7人でハイポーズ。
その他

●結果

 準決勝 

   西条 20-5 松工

   松東 17-12 三島

 3位決定戦

   三島 ○-● 松工

 決勝

   松東 17-7 西条

 

●試合前のアップ中の会話

 住田「俺,決勝ってのは初めてだよ。人生初の決勝。洋志は何回もあるんやろ?」

 吉川洋志「30回くらいかな」

 池田「俺もあるよ。バスケットで」

 住田「えっ!? ほしたら決勝が初めてなんは,俺と陽三と・・・」

 稲垣陽三「俺,グループマッチで決勝でたことあるよ」

 栗林監督「お前らには緊張感というものがないんかい!!」

 

●舞台裏

 とにかく怪我人が多く,実は,「絶対に優勝するぞー!」と意気込んで臨んだ大会ではありませんでした。CTB松浦はひざのタナ障害。SH野間は15人制で目を負傷。このためこの2人は,この大会リザーブにも入ることができず。試合に出場した7人も,PR松本は足首を捻挫。HO池田はヒザを亜脱臼気味。CTB稲垣は突き指。SO住田は腰を打撲とみんなどこかに怪我をかかえ,万全なのは,ターミネーター吉川ぐらいか?

 そのような状態でしたので,「予選の城南戦で負けるかもな?と思ってた」とキャプテンの住田。また,「7人制に向いたアタックセンスに秀でた選手はいない」と栗林監督。個々の力量をみると,三島や西条の方が上だったでしょう。しかし,チームの結束力と集中力では勝ってました。試合前,決勝戦の笛を吹いた門田さんと,「東高の生徒は集中力ではものすごいものみせますからね。それだけはどこにも負けませんよね」,とお話ししたのですが,その通りの結果となりました。ほとんど破綻をきたすことのなかったディフェンスは見事でした。

 

●試合後の会話

・「先生,これで体育賞もらえるんですか?」

  (私達の頃(S57年卒)にもそういうのあったのを覚えてます。まだあるんですね)

・「先生,四国大会いつですか? 3/12ですか? 試験の後じゃないですか,それじゃ意味ないやん」

・「今日のうちに,高校の友達に,ラグビー部が優勝したって情報を流しとけば,明日いっぱいチョコレートをもらえるかな?」

 

●四国大会

 優勝の松東と,準優勝の西条が,3月12日に開催される第7回四国地区高校セブンズ大会(スカイフィールド富郷)に出場します。東高の出場は,高松組が優勝した第4回大会以来,3年ぶりとなります。松浦,野間の復帰も予想されますので,活躍を期待しましょう。