2007年新潟県中越沖地震
計測震度の距離減衰特性について
2007/7/27 四国電力梶@松崎 伸一
K-NET、KiK-netで観測された計測震度相当値を松崎他(2006)の距離減衰式と比較した。 ●震源要素 気象庁による震源データを使用した。 Mj 6.8 深さ 17km 緯度 37度33.4分 経度 138度36.5分 ●断層モデル 南東傾斜断層として,東京大学地震研究所強震動グループ暫定解を,北西傾斜断層として,国土地理院モデルを採用した。
○南東傾斜断層 東京大学地震研究所強震動グループによる震源インバージョン暫定結果(2007/7/17)より設定 http://taro.eri.u-tokyo.ac.jp/saigai/chuetsuoki/
○北西傾斜断層 国土地理院モデル(2007/7/26) http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2007/0726.htm @断層
A断層
断層モデルと観測点の分布
●比較結果 ・観測値は、ほぼ±1σの範囲に分布する。 ・平均値を中心にほぼ均等に分布する。 ・最大加速度や最大速度の距離減衰傾向 (http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/topics/chuetsuoki20070716/chuetsuoki_1.htm) と同様の傾向である。 ・断層から50km以内に限ると,南東傾斜よりも北西傾斜の方が,ばらつきが小さいようである。
南東傾斜(震研モデル)
北西傾斜(国土地理院モデル)
|